2011年9月15日木曜日

ラジオとネットの融合と、音

AMラジオが好きな方々も大勢いる中でこのようなことを申し上げるのも誠に申し訳ないのですが、正直一度FMの音質に慣れてしまうと、なかなかAMを聴こうとは思わなくなってしまいます。
AMは特に面白いコンテンツに溢れているのは知っています。自分もTBSラジオなどよく聴いていた時期もありましたので…
それでも、どうしても音質が悪いAMにチャンネルを合わせる気がおきません。

しかしこんな話をしているのも、あと何年でしょうね。
なぜならこれからは皆さん、ラジオはネットで聴くようになるのではないでしょうか(特にご自宅で楽しまれる場合)。
もう既に「radiko」や「LISMO WAVE」などで聴取されている方々もたくさんいると思います。

そんな訳で、自分もネットで聴くようになれば音質の問題を気にしなくてよいので、AMラジオも聴くようになるとは思います。

では、なぜ自分は未だに電波でラジオを聴いているのか。自室には自分のパソコンがあって、radikoにもアクセスできるのに、未だに屋外のVHFアンテナからコンポに引いてきてFMを聴いています。
それは簡単「パソコンのスピーカがしょぼい」から。

ラジオに限らず、音楽もネットで聴けるようになりましたし、パソコンを使ってあらゆるメディアに触れられるようになり、私自身もそのありがたみを享受しています。
しかし音を聴くときに、どうしてもパソコンのスピーカは音質が悪いなと思うのです。

自分のパソコンはデスクトップ型なので、まだしょぼいながら独立したステレオスピーカがついていますが、これがラップトップ型だった場合…それはそれは残念な状況になってしまうでしょう。
皆さんはお感じになりませんか?それともイヤホンやヘッドフォンで楽しまれているのでしょうか?

そこで私は、最近パソコンのオーディオデバイスのグレードアップを考えてます。
でもパソコンにはあまり詳しくないので、手探りであれこれ試してみることになりそうです。

2011年9月8日木曜日

コミュニティ放送の主役は誰か?

ラジオといえば、「リスナー」を第一に考えて番組を作るものとばかり信じこんできましたが、コミュニティ放送の場合、そうとも限らないらしいです。

各地のコミュニティ放送局の方とお会いする中で、「市民が発信すること」「誰でも参加できること」を第一に考えていらっしゃる放送局もありました。

「ラジオ局があることで、市民が集まる・交流する。聴いてもらうことよりも参加してもらうことを優先して、街の活性化に貢献する。ラジオはあくまでも街を元気にするツール。」そんなことをおっしゃっている方もいました。

自分のコミュニティ放送との関わりを顧みると、メッセージやリクエストを送ったりして参加することはありましたが、きっかけは「聴くこと」であり、自分自身、常に「聴いてもらうための番組作り」を念頭に置いてあれこれ考えていました。

コミュニティ放送を制度化した総務省の公式サイトの説明を見ても、コミュニティ放送とは地域の情報を発信するところ。という目的は書いてありますが、具体的に誰が主役なのかはっきりしていません。
http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/system/bc/commu/index.htm

「地域に貢献する放送」「市民が参加できる放送」という記述もありますが、「リスナーへの情報提供」という記述もあり…

個人的には、「市民が参加するラジオ」と「リスナーに聴いてもらうラジオ」は両立できないと考えています。
市民が制作したラジオ番組が面白くて聴いてくれるかと言ったら、必ずしもそうとは限りません。ラジオを聴く人は、いつも面白い番組をやっている局を聴くと思います。

リスナーに聴いてもらう放送を第一に考えると、市民の参加はある程度限定されてくるのではないでしょうか。

コミュニティ放送とは、ラジオとは…自分の中にあった答えがどんどん揺らいでいます。さらに多くの方の考えを知り、もっと悩んでみようと思います。